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『基礎体温』というと、“妊娠したい人や避妊をしたい人のためのもの”ととらわれがちですが、それだけではありません。 |
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基礎体温のような細かい温度を測るには、安静にした状態で測ります。
時間帯で一番適している時は、朝、目覚めたとき。まだカラダの内部が休んでいる状態で、体温を測ります。毎日同じ時間帯で体温を測りましょう。
また、口の中で測るのも基礎体温の特徴。舌の下にはさみこんで、じっと安静にしましょう。
基礎体温は日々の積み重ねです。まずは正しい測定法を身につけ、習慣づけましょう。 |
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婦人体温計にはいろいろな種類があります。
毎朝使うものなので、“使いやすさ”や“続けやすさ”などから選びましょう
測定値のみを表示 |
自動的に測定値を記憶しグラフを作成。 |
実際、記録した基礎体温表。 どのように読んだらよいのでしょうか?
もちろん個人差はありますが、一般的に「低温相」と「高温相」と呼ばれている時期があり、その温相の分かれ目の前後に「排卵」と呼ばれる時期があります。健康な状態であれば、毎月この3つ(低温相、排卵、高温相があります。
ホルモンバランスの状態が良いと、大きく二つのブロック、高温相と低温相に分かれます。これを「二相」と呼びます。この時期にみられる体調や気分の変化を察知していきましょう。
・ 生理が始まるときに体温が下がる 基礎体温を測定し続けるとひとつの形態が見えてきます。 人それぞれ、様々な形態がみられますが、まずは自分の形態の変化やリズムを見つけ、知ることが最も重要です。 |
基礎体温が高温相から低温相になったときに生理が始まります。
低温相から高温相になるまでを生理周期と呼び、生理周期は、生理が始まった時を1日目とし、次の生理の前日までを1周期としています。
生理周期はホルモンによって成り立っています。生理が近づいてくるとホルモン分泌がおこり、卵が成熟。この成熟した卵からエストロゲンというホルモンが分泌され、約2週間ほどかけて排卵します。排卵されることで、卵巣から黄体ホルモンが分泌、子宮の内膜を厚くします。これがはがれ落ち2週間ほどで生理が始まります。
基礎体温は妊娠を知る大きな手がかりとなります。
ですが、まずは自分の高温相と低温相の時期をよく把握しておきましょう。
高温相が半月以上、人によっては20日近く続いていれば妊娠している可能性が大。
また、高温相が長い人は妊娠に気づくのが遅い場合があります。
高温相の日を確認するのは、大変難しいことです。一般的には「低温相の最も低温な日を排卵日と考え、それ以後が高温相。」と言われています。
ですが、まずは3ヶ月間、ベースとなる自分の基礎体温を測定し、大まかにみえてくる高温相を予測していきましょう。
日本産婦人科学会では、「避妊をせず、ごく普通の性生活を約2年間続けても妊娠できない場合、不妊の可能性が考えられる。」としています。不妊には様々な原因や要因を含むので、一定の理論だけでは解決できません。
最近はいろんな種類の「妊娠できる方法」が紹介されています。
ですが、赤ちゃんを授かるのはあくまでもママのお腹の中。
健康な赤ちゃんを授かる為にも、まずは「自分のカラダのバイオリズムをよく知ること。」が最も重要なことです。
毎日基礎体温を測定することで、排卵の有無やホルモンバランスをチェックすることができ、また約3ヶ月以上の記録をすることで、二相に大きく分かれているかどうかを確認できます。
その他、妊娠前検査も受けてみましょう。ホルモンバランスや卵巣、子宮の健康状態がわかります。健康状態が明確にわかることで、カラダへの気遣いが働き、またやさしくカラダをいたわることで、気持ちもやわらいでいきます。
赤ちゃんはパパの精子、ママの卵子でできるもの。片方だけの要因にとらわれず、二人で向き合うことで想いが一つとなり、命が授けられます。
その土台作りとして、ママは普段から基礎体温を測り、カラダ管理を行いましょう。